ドローンレーザー等を活用した森林資源量調査の実施

樹種判読・樹形解析画像

個々の広葉樹立木の樹種判読結果を樹形解析画像に樹種別にカラーリング(約15種)

 

県森連 森林経営管理室では、みなかみ町より「令和5年度森林活用推進事業 森林資源量調査等業務」を受託・実施しました。

この業務はユネスコエコパークとして生物多様性配慮の森林保全・資源活用を推進する同町が、特に有用広葉樹活用に取り組み発信されていることを鑑み、この広葉樹林資源情報のより詳細かつ効率的な把握手法モデルを精密林業計測㈱の技術協力のもと、本会が提案したものです。

調査対象の森林面積は約10ha。ドローンによるレーザーとマルチスペクトル画像計測及び処理により、調査対象地域内の全立木1本1本の位置・樹種名・胸高直径・樹高が計測・把握でき、このメッシュ単位での集計マッピングや標高モデル(DEM)から傾斜図等を作成しました。

また、樹種判読結果を樹形解析図に反映させた動画も作成し、付属資料として納品しました。

この森林資源量調査により、対象森林における立木(単木)資源情報を詳細に把握することが実現し、同町での有用広葉樹利用に向けた一供給地としてのモデルデータとしての有効活用が期待されます。

 

 

単木資源情報整理表

立木位置図